腕時計オーバーホールの料金比較と写真

各ブランド時計の修理事例の料金比較と写真を掲載しています。

ROLEX チェリーニ品番3656 オーバーホール事例

f:id:tokei-syuuri:20190225234832j:plain

今回の事例は繊細なデザインが魅力のロレックスチェリーニです。


金ホワイトゴールドで、ベルトの留め金具にも王冠の装飾が施されています。

 

1928年時点では、自動巻機構「パーペチュアル」と防水ケース
「オイスターケース」の登場前でありその機能が搭載されていないため、
文字盤には表示されていません。

 f:id:tokei-syuuri:20190225235649j:plain

 

「このコレクションは、ロレックスのノウハウと高い完璧性を兼ね備え、
時代を越えたフォルムが時計製造の伝統を体現している。
落ち着きのある洗練されたライン、上質な素材、繊細な装飾など、
そのひとつ一つが時計製造における美学そのものである。」
出典元:ロレックス公式ウェブサイト

 

f:id:tokei-syuuri:20190225235918j:plain

 

ご利用誠にありがとうございました。

修理期間:約4週間
オーバーホール 基本料金 42,984円(税込)

ROLEX デイトジャストボーイズサイズ オーバーホール事例

f:id:tokei-syuuri:20190126234023j:plain


キャリバー2135
品番68274

今回の事例はデイトジャストボーイズサイズ

ボーイズサイズの中の機械部分はレディスと同じです。
ケースに合わせるための枠がついています。

 

f:id:tokei-syuuri:20190126234535j:plain

 

今回は歯車に損傷がみられ、2番車も3番車も交換の必要がありました。
ゼンマイに近く負荷のかかる2番車は、やはり交換の事例がよくあります。
ルビーに触れる負荷の大きい軸に、摩耗による損傷がみられます。

 

職人曰く部品が小さいとやはり分解しづらいようです。

今回内部のゼンマイが切れていませんでしたが、
消耗品なので、交換も基本料金に含まれています。

 

f:id:tokei-syuuri:20190126234628j:plain

 

ご利用誠にありがとうございました。

 

修理料金:86,184円(税込)
修理期間:約4週間
交換部品:2番車 21,600円(税込)
交換部品:3番車 21,600円(税込)
オーバーホール 基本料金 42,984円(税込)

ROLEXエクスプローラⅡ オーバーホール事例 2番車交換

f:id:tokei-syuuri:20181227232350j:plain

キャリバー3185
品番16570

今回の事例はエクスプローラⅡ
根強い人気のシルバーに黒の文字盤のモデルです。

外観はとても美しく丁寧に使用されていて、目立つ傷もみられません。

しかしながら内部はゼンマイが切れていて、完全に止まっていました。
金属はどうしても年月とともに劣化が進みます。
診断の結果、摩耗により二番車を交換の必要もありました。

 

f:id:tokei-syuuri:20181227232612j:plain


赤い色が見える部品はタイムゾーン切り替えモジュールです。
は短針を早送りする部品です。

赤い部分にはルビーが使われています。
油がさせないほど、金属部分と一体型になっていますので、
文字盤同様、洗浄はできません。

 

f:id:tokei-syuuri:20181227232701j:plain

 

ご利用誠にありがとうございました。

修理料金:64,584円(税込)
修理期間:約4週間
交換部品:2番車 21,600円(税込)
オーバーホール 基本料金42,984円(税込)

 

ROLEX デイトジャスト  キャリバー3135 品番16200 OH事例

今回の事例はシルバーにネイビーの文字盤がスタイリッシュなモデルです。

キャリバー3135
品番16200

f:id:tokei-syuuri:20181126000313j:plain

 

ロレックスの構造はケースや外見は変わっても、
内部は30年位前から完成されていて、
ほとんど変化がないとのことです。

 

f:id:tokei-syuuri:20181126014452j:plain

 

修理内容はメンテナンスとしてオーバーホールを希望とのことでした。

今回は診断の結果部品交換はございませんでした。

 

f:id:tokei-syuuri:20181126014546j:plain

 

ご利用誠にありがとうございました。

オーバーホール 基本料金42,984円(税込)

ロレックス リファレンス1601 オーバーホール事例

f:id:tokei-syuuri:20181025215431j:plain

ロレックスデイトジャスト  キャリバー1570 リファレンス1601

クラシカルなシルバーの文字盤の7、80年ほど前のモデルです。

 

診断の結果、オイルの質が劣化し動きが悪くなるようです。
例えば振り子状に動くテンプには専用のオイルを塗布していますが、
油が切れてくると振り幅が小さくなる等、
動きに影響が出て部品の交換にもつながります。

 

f:id:tokei-syuuri:20181025223859j:plain

 

テンプは、テン輪、テン真、振り座などで構成される脱進機の一部です。
歯車のような重りでバネ状の部品を正確に動かす形状です。
とても繊細な作りで、破損防止のため、一旦分解してほかの部品を
外した後にまた土台に取り付けて洗浄します。

 

歯車を取る前に、二番車につながって固定しているツツカナを
専用工具で外します。

輪列(歯車)受けを外します。
1番がゼンマイが入っている香箱、針につながるツツカナに通じる
2番車、3番車、4番車、ガンギ車をまとめて固定しています。

 

f:id:tokei-syuuri:20181025223944j:plain

 

今回は特に部品の交換はございませんでした。

ご利用誠にありがとうございました。

オーバーホール 基本料金42,984円(税込)

ROLEX エクスプローラⅡのオーバーホール

 今回の修理事例はロレックス メンズエクスプローラⅡのオーバーホールです。

品番16570 キャリバー3186

f:id:tokei-syuuri:20180926105354j:plain

 

 

スタンダードなメンテナンスをご希望で、
見積もりの時点では交換が必要な部品も見られませんでした。
年式的にも初のオーバーホールのようです。

 

f:id:tokei-syuuri:20180926122711j:plain

 

あまり使用される機会がなく、部品に損傷がみられなくても
内部の各部品をスムーズに動かすオイルは年程度で劣化します。
それが原因で部品の破損につながる場合があり、
部品交換が必要になると、修理費用も高額になります。

外見は変わらなくても、内部の留め具の数が違ったりした場合、
型番が変更される場合があります。
今回は短針を動かす構造に複雑な変更があったようです。

 

f:id:tokei-syuuri:20180926122848j:plain

 

初めて分解するモデルの場合、職人の作業も手探りとなり
丁寧に確認しながら分解し、組み立てなおす時にスムーズに作業できるよう、
心がけます。

弊社のオーバーホールには基本的な研磨も含まれます。
ご利用誠にありがとうございました。

オーバーホール 42,984円(税込)

ROLEX オーバーホール デイトジャスト組み立て

f:id:tokei-syuuri:20180826185258j:plain

ロレックス デイトジャストメンズ 組み立て行程
キャリバー3186 

今回は組み立て作業の内容をご紹介します。
お預かりした時計はまず専門の時計修理師が分解し、
修理内容を確認して、お見積りを提示します。

 その後洗浄、修理不可な部品は交換品を用意し、
すべての部品をそろえてから組み立て作業に入ります。
したがって、部品がなかなか揃わない場合はお待たせしたり、
誠に心苦しいのですがお断りする場合もございます。

f:id:tokei-syuuri:20180826185319j:plain

まずは心臓部のテンプを取り付ける部品を固定します。
テンプは破損防止のため、土台に取り付けて洗浄します。

今回はの事例はオーバーホールのみで、
部品も問題なく揃えることができました。

古くなって粘りの出てきた時計内部の潤滑油は
洗浄の時点で完全に取り除いております。

歯車のような部品だけではなく、その芯や、
組み合わさって動き回転する部分には
部品の摩耗回避し、滑らかに動くために注油します。

 

まず針を固定する筒を設置し、ゼンマイが入った香箱、
歯車を受けて固定する部品をとりつけます。

リューズにつながり、針の動きを規制するレバー等を取り付けます。
ガンギ車、2番車、4番車の順に丁寧にしながら組み立てます。
その後3番車を4番車の上に重ねる陽に設置し、輪列受けパーツで
蓋をするようにネジで3か所固定します。

f:id:tokei-syuuri:20180826185354j:plain

 

自動巻き部分の組み立てに入ります
ゼンマイに続くローターの芯は軸になるので、
そこにまず注油します。

続いて赤い切り替え車を取り付けます。
切り替え車が傷むことにより、ゼンマイを巻くときに不具合が
生じやすくなります。それを避けるため、丁寧に注油します。

 

この後、最終的に針を取付け動作確認をし、
研磨済の外装やベルトをとりつけて完成となります。

ご利用誠にありがとうございました。

オーバーホール ¥42,984(税込)