腕時計オーバーホールの料金比較と写真

各ブランド時計の修理事例の料金比較と写真を掲載しています。

ROLEX オーバーホール デイトジャスト組み立て

f:id:tokei-syuuri:20180826185258j:plain

ロレックス デイトジャストメンズ 組み立て行程
キャリバー3186 

今回は組み立て作業の内容をご紹介します。
お預かりした時計はまず専門の時計修理師が分解し、
修理内容を確認して、お見積りを提示します。

 その後洗浄、修理不可な部品は交換品を用意し、
すべての部品をそろえてから組み立て作業に入ります。
したがって、部品がなかなか揃わない場合はお待たせしたり、
誠に心苦しいのですがお断りする場合もございます。

f:id:tokei-syuuri:20180826185319j:plain

まずは心臓部のテンプを取り付ける部品を固定します。
テンプは破損防止のため、土台に取り付けて洗浄します。

今回はの事例はオーバーホールのみで、
部品も問題なく揃えることができました。

古くなって粘りの出てきた時計内部の潤滑油は
洗浄の時点で完全に取り除いております。

歯車のような部品だけではなく、その芯や、
組み合わさって動き回転する部分には
部品の摩耗回避し、滑らかに動くために注油します。

 

まず針を固定する筒を設置し、ゼンマイが入った香箱、
歯車を受けて固定する部品をとりつけます。

リューズにつながり、針の動きを規制するレバー等を取り付けます。
ガンギ車、2番車、4番車の順に丁寧にしながら組み立てます。
その後3番車を4番車の上に重ねる陽に設置し、輪列受けパーツで
蓋をするようにネジで3か所固定します。

f:id:tokei-syuuri:20180826185354j:plain

 

自動巻き部分の組み立てに入ります
ゼンマイに続くローターの芯は軸になるので、
そこにまず注油します。

続いて赤い切り替え車を取り付けます。
切り替え車が傷むことにより、ゼンマイを巻くときに不具合が
生じやすくなります。それを避けるため、丁寧に注油します。

 

この後、最終的に針を取付け動作確認をし、
研磨済の外装やベルトをとりつけて完成となります。

ご利用誠にありがとうございました。

オーバーホール ¥42,984(税込)